「昔こんな大きな取引を勝ち取った」「全社で1位の成績を勝ち取った」など、過去の成功体験を自信に変えている人は数多くいます。しかし、過去の成功体験にしがみつきすぎると、思うように仕事を進められなくなったり、会社での評価を下げてしまったりするかもしれません。

過去の成功体験にしがみついて失敗しないために、今回は捨て去るべき過去の成功体験と、今後の仕事にうまく生かしていくための取り扱い方についてご紹介します。

捨て去るべき「過去の成功体験」とは

後輩に指導するときや、同僚などにアドバイスを求められた際、過去の成功体験に基づいて話をすることがあるかもしれません。しかし気をつけないと、「ただの自慢話」になってしまうことがあります。こうした過去の成功体験は捨て去った方がよいでしょう。

「ただの自慢」になってしまう話の共通点

時代によって要件が変わってしまうような過去の成功体験は、ただの自慢話になってしまうことが多いようです。

例えばバブルの時代の成功体験を今の若者に話しても、残念ながら仕事に生かせるようなアドバイスはできないでしょう。日本の経済だけでなく、世界情勢も違ったバブルの時代と今とでは、クライアントの経済状況や置かれている立場、心理状況などは全く異なります。

そのため、バブルの頃に成功したノウハウも、今の時代のクライアントには通用しない可能性が大。結果、的を射ないアドバイスしかできなくなります。

不要な過去の成功体験が今の成功を妨げる場合も

また、過去の成功体験に基づいたノウハウや行動をいつまでも続けていると、成果が出せなくなってしまう危険もあります。

過去の成功体験は、あくまで「過去」のものです。成功の一因には本人の能力もあったでしょうが、その時の社会状況や相手の気持ち、新商品が斬新だったなどといった外部要因も関係していたはずです。こうした条件が全て揃う好機の訪れを待つのは難しいもの。おそらくすべての状況が揃うことは、今後ほとんどないでしょう。

それにも関わらず、「過去成功したから」と同じ方法を続け、新しい方法にチャレンジしようとしない場合、新しい成功体験を得るのは難しくなるでしょう。こうした過去の成功体験は捨て去ってしまったほうが良いでしょう。

過去の成功体験を今に生かすための捨て去り方と取り扱い方

過去の成功体験を仕事に活かしたいなら、「なぜ成功したのか」を正しく分析し、その理由を把握しておくことが大切です。分析ができないものや、分析しても今に生かせる理由が見つからない成功体験は、捨て去ったほうがよいでしょう。

不要な過去の成功体験の捨て去り方

意識的に人に話すのをやめましょう。人に話すと、どうしても悦に浸ってしまいます。

また新しい成功体験のために仕事の方法を模索するのもひとつの方法です。新しい成功体験につながる仕事のやり方が見つかれば、過去の成功体験にとらわれにくくなるでしょう。

過去の成功体験を今に活かすためのポイント

成功には何らかの理由があります。その理由を分析し、今後生かせる要素はないか、代わりの方法で成功を手にできる方法はないかを探すことが、過去の体験を生かすためのポイントです。

過去の成功理由を探ることは、人に教えるときはもちろん、仕事がうまく行かなくなったときにも役立ちます。何が理由なのかを知っていれば、今何を行うべきかが見えてくるでしょう。

まとめ

過去の成功体験が「ただの自慢話」になるか「今後生かせるノウハウ」に変わるかは、理由を分析できるかどうかにかかっています。過去を回想して成功の余韻に浸るのではなく、「何が成功の鍵になったのか」「今後成功するために流用できることはないか」といった視点で過去の成功体験を振り返ってみましょう。